成人式の日、美容師さんの一言「髪の毛の量が多いから大変」。
私は「まただ・・・」と落ち込んだ。
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そう、この言葉は私が小学生の頃から、ずっと言われ続けている。
小学生のとき大変だったのは、自分で髪を洗うとき。
流しても流しても、なかなか泡が落ちない。
髪を乾かすのは、もっと大変。必然的に、ドライヤーをあてる時間がながくなり、髪も傷んだ。
中学生になったら、洗うことには少し慣れた。
おしゃれにめざめ、編み込みにも挑戦した。
だけど、学校には決まって1本かお下げ髪。
高校、大学とさほど髪の量が多いことのメリットは感じなかった。
編み込みする機会だって、たかがしれている。
そんなこんなでむかえた成人式での、あの一言。
「髪の毛が多いことでメリットはない」という認識を、自分のなかに埋め込む最終的な出来事になった。
ところが、30代半ばから髪の様子が変わってきた。
なんだか量が減っている気がする。
だけど、私は「髪の量が人より多いのが私。いままでより多少減ったところで、人並みになった程度」
くらいに思っていた。
ところが、ところが、40代に突入。
あの髪の毛は一体どこに消えてしまったんだ?・・・、訳がわかんない・・・。
もう驚きを通り越して、ショックでしかなかった。
髪の毛をお団子にしたくでも、量がすくなくて、全然決まらない。
編み込みなんて、以前に比べたらかわいそうな程度にしか完成してない。
あとのとき、まったく感じていなかった「髪の毛が多いことのメリット」。
やっと気づきはじめたのが40代になってから。
でも、そのとき既に髪の毛は少ない。
一体、私は何なんだ。いつ自分に満足いくんだ。
40代になった、この髪の状態をメリットに感じることはないのだろうか?
それは負け惜しみなのだろうか?
いや、それを認めたら自分に負けている気がする。
だから、この少なくなった髪、コシ、ツヤがなくなった髪の自分でも、
何とか自分がワクワクできるように、やさしくシャンプーしてドライヤーで整える。
きっといつか、この状態の髪でもメリットに感じて、自分を好き!と感じられる時がくることを願って。